ガスで湯沸し
燃料に都市ガスやプロパンガスを用いて湯沸かしをするのがガス給湯器です。
最も広く普及している方式で、台所や洗面所付近に直接設置する小型のものから業務用途に使われる大型のものまで、幅広いタイプが存在します。
バリエーション豊富
家庭用としては瞬間湯沸式が一般的で、貯湯式は業務用のみで使用されています。
以前は台所や風呂にそれぞれ１台ずつ、小型ガス給湯器を取り付けている家庭が多くあったのですが、最近は１台のガス給湯器で給湯と風呂をカバーする家庭が増えています。
屋内屋外での設置場所を問わないため、床置き型や壁掛け型など、豊富なバリエーションが選べるのも特徴です。
ガス式のメリット
ガス給湯器は燃料制御が容易なことから単純な構造をしており、なおかつ高い給湯能力を持っています。
水道のように蛇口を捻るだけで、いつでも必要な時にお湯を得ることが出来ます。
故障も少なく湯沸かし器の存在を意識せずに使えます。
ガス式のデメリット
デメリットは、運転音の大きさと排気、給湯能力を超えた時の温度低下があります。
屋外設置なら運転音は気になるほどではありませんが、隣家や寝室などの近くに取り付ける場合は考慮が必要です。
屋内設置の場合は吸排気の配管か換気設備が必要となり、不完全燃焼や立ち消えに気を配らなければなりません。
また、お湯の使用量に合わせた能力を持つ製品を選ばないと、給湯器のお湯の温度が上がらなくなることがあります。
最近では熱効率を高めたエコジョーズと呼ばれる省エネタイプも登場しています。